REVIEW >> ELECTRONICS & OPTICS | 電子・光学機器類 >> ELECTRONICS & OPTICS | 光学機器類・電子機器類
●ジャンル:ダットサイト
トリジコン社のAR向けダットサイト「MRO」の上位モデル。
●執筆時期:2025年4月
●検証人数:4人
●実弾射撃評価:有り
→Type89 / 5.56x45mm弾
→AR15系 / 5.56x45mm弾
※本製品を提供してくださいました、K氏に感謝いたします。
SPECS | 性能諸元(公式)
メーカー名(メーカー国・製造国) | Trijicon(アメリカ合衆国) |
サイズ(全長x幅x高さ) | 7.3x4.3x5.3cm |
重量(電池含まず) | 130グラム |
ボディ素材 | 7075-T6アルミニウム |
倍率 | 1倍 |
対物レンズ径 | 25mm |
レティクル | 68MOA & 2MOA |
イルミネーター | 赤色LED 各レティクル8段階調光(内2段階は暗視装置用) |
防水性能 | 30m |
動作保証温度 | -51°C~71°C |
使用電池(電池寿命) | CR2032リチウム電池(5段階目の輝度でドットのみは2年、サークルレティクルは75日) |
価格 | 1010ドル(マウント無しモデル) |
Pros & Cons | 一長一短
※ここはあくまで、KUSEMONO TACTICALが想定する使い方、視点から見た一長一短です。
※一長一短をわかりやすく表記しているだけであり、項目の数や内容、順番による採点評価ではありません。
優れている点 | ✓コンパクトで広い視界 |
改善を要する点 | ✘上面のイルミネーションダイヤルの出っ張りを抑えてほしい |
✘各種内部反射が出ると射撃に支障をきたす | |
✘最低輝度が明るく暗視性能が価格の割に高くない | |
✘対物レンズからイルミネーションの発光が見えやすい |
一人称視点動画はこちら ↓ ↓
400ドルの追い金でHDな夢は見れるのか?
9年前、トリジコンの小銃向けダットサイトであるMROについて、これは良いものだと無知蒙昧なレビュー記事を書いたマヌケがいた。私のことだ。当時光学照準器についてろくな知識も無く、よくもあのような醜態記事を世界に晒したものだと意識が遠ざかりそうになる。時は経ち、業務で様々な光学照準器に触れ、多数の方々の協力もあって目を肥やすことができた。エイムポイントやディオン光学技研に転職できるプロレベルには到底及ばないが、今こそMROに再び立ち向かう時であろう。だが、9年前の相手に殴りかかっても面白くない。今回の相手はそのMROに希望小売価格換算で400ドル以上を追加して購入できる上位モデル「MRO HD」だ。実売価格710ドル前後とダットサイトの中では高価格帯であり、相手にとって不足はない。さぁ、仕事を始めようか。
→復讐に燃える私の余計なバイアスが入らぬよう、他研究員3名も加えて1年半以上、多数の実弾射撃や訓練等にも投入しての検証を行った。
まずはジャブを打つためにパッケージでもある携行・保管容器を見ていこう。
●旧MROの容器はTemuから仕入れたのかと言いたくなるようなトリジコンらしくない品質の悪いものだった。少なくともMRO HDはそのようなことはなく、同社ACOGのように持ち手や圧調整弁付きではないものの、ロック機構もしっかりとした別用途で使いたくなるものだ。

●ただし蓋部分等にシール材は無いため、強固な防水性能は担保できない点に注意してほしい。シール材をはめ込むような溝はあるのに何で無いのだろうか…。
●中には凸凹のウレタン緩衝材が上下に敷き詰められており、中身をサンドイッチする形で固定する。
●ポケットサイズの説明書はカラーで見やすく、レティクルの詳細なサイズまで表記されているのは好感が持てる。
●レンズキャップやキルフラッシュ(ARD)等は別売りオプション。ただ2025年、MRO HDにもオプションを盛ったPatrolモデルが加わった。素のMRO Patrolと同じくARDとレンズキャップが付属し、専用のスタイリッシュなマウントが付属する。実売価格は1000ドル前後と、MRO HD通常モデルと比較して250ドル前後高い。
そろそろ本題に入ろう。形状は旧MROとまったく同じで、各社がAimpoint T-1やT-2のクローンを大量生産している中、うちはそんなものは作らないぞという意気込みを感じる特異な形状だ。
●他のMROシリーズと同じく機関車のオモチャのような形状をしている、MRO HDだが、旧MROと比べて大きさは66x43x51mmから73x43x53mmへと特に全長が少し大きくなると同時に、重量も14グラム重くなって130グラム(マウント、電池除く)となっている。
→電池を入れた実重量は132グラムであった。
●さっきから以前レビューした通常版MROを「旧MRO」と言っているがこれは間違いではない。2025年現在、通常版MROは製造中止となり、今回のMRO HDと同じ光学品質にグレードアップされた「MRO SD」に置き換わっている。これに関しては最後に後述する。
●ボディ素材は変わらず強靭な7075-T6アルミニウムを使用。
●数あるT1 / T2系ダットサイトの対物レンズが20mm前後のサイズを採用している中、MROシリーズは25mmという大きなレンズを対物側にはめ込んでいる。
●大きめなダットサイトの代表格であるAimpoint PROやM4シリーズで23mmの対物レンズなのでそれよりも大きなレンズだ。うちで今までレビューした中でMROと同じレンズ径を持つのはPrimary ArmsのMD-25くらいだ。
●対物レンズは25mmだが、有効開口(Clear aperture)は20.4mmである。これは接眼レンズが対物レンズと比較して小さめなため(接眼レンズは23mmほどで、レンズを囲むハウジング等で20.4mmほどになる計算か)である。
●対物レンズが接眼レンズが大きく、鏡筒をテーパー形状にすることにより、トイレットペーパーの芯を覗いているようなトンネル視野が減少されると同時に複雑な姿勢からでも照準視界が得られやすくなっている。トリジコン曰く、Aimpoint – T2と比較して44%広い視野を得ることができるとのこと。
●写真には映っていないが、今回もトリジコン自慢の神様のありがたいお言葉が刻印されている。「PSA 18:28」の刻印は、旧約聖書内の詩篇18章28節のことであり、「ありがたや~神様は私の灯火を照らし続けてくださり、暗闇を光へと変えてくれる!神様がいてくださりゃ敵に進軍できるわ城壁は突破できるわでもう最高!」的な意味。
●ウィンデージとエレベーションダイヤルは剥き出しタイプであり、マイナスドライバーやコイン、薬莢のリムを使用して回すタイプの形状。1クリックは0.5MOAで、最大移動量は70MOA。
●クリック感は確かなフィードバックがありわかりやすい。
上面中央部には大きく目立つイルミネーションダイヤル兼バッテリーコンパートメントがそびえ立つ。
●MRO HDは旧MROにはなかったバッテリーコンパートメントの蓋部分に脱落防止のランヤードが備え付けられている。
●MRO HDは2種類のレティクルを切り替え可能で、ダイヤルの半分はサークルレティクルを、もう半分は2MOAドットの輝度調整をそれぞれ8段階調整が可能となっている。
→ダイヤルの表記ではは6が最高輝度に見えるが、2段階の暗視装置用途を「n」「N」と表記し、そこから1、2…5、6と表記されている。
●それぞれのレティクルの境界線と「2」と「3」の間にイルミネーションのオフポジションが設けられている。ダイヤルのテンションは重めだ。
●一つ残念なのは、ダイヤルは山手線のようにグルグルと回転できず、端まで行くと回す方向を変えて折り返すしかない。レティクルを変えるにはまた重めのダイヤルを戻さなければならずそこが少し不便に感じる。
●電池はCR2032を使用し、公式によると表記「5」(8段階の中では7)では2.5年保つらしいが、サークルレティクルの場合は75日に減少する。また、旧MROだと同じセッティングで5年の電池寿命があるとの表記だが、MRO HDの場合は消費電力の少ない2MOAドットでも半分に減少していることになる。
→「5」は晴れた屋外では物足りない明るさ。オフポジションが設けられている「3」は屋内向けの明るさ。
●マウントのフットプリントはMRO独自規格。持ち主のK氏はMRO純正のマウントは好きではないため、マウント無しモデルを購入。MRO用サードパーティ製マウントとしては定番のLarue – LT839 QDマウントを装着している。マウント高はLower 1/3 Co-Witness。
●このマウントを装着しての重量は191グラム。200mでゼロインしているこのMRO HDだが、頻繁に付け外しをしてもゼロインのずれはほとんど無くゼロ保持は優秀な部類。
Reticle │ 2MOA+68MOA
MRO HDはMROシリーズの中で唯一マルチレティクル機能を保持する。
●写真は2MOAのセンタードットに68MOAのハッシュマーク付きサークルレティクルの組み合わせだ。
●EoTechやSIG、HOLOSUN等の多くのメーカーがAR用のサークルレティクルのサイズを65MOAとしている中でなぜトリジコンは68MOAなのかは不明。
●こちらは2MOAドットのみを点灯させた様子。旧MROと違いドットに歪みや変形は無く、改善された様子が伺える。
●旧MROと比較してレンズにかけられたノッチフィルターはだいぶ薄まり、HOLOSUN – AEMSやAimpoint – DutyやPROよりもレンズの青みは同等か少ない感じだ。
●ノッチフィルターのグラデーションの差は少ない部類ではあるが、レンズ上を12時とすると、2時から8時のエリアが少し濃くなっている。
近距離における照準
林内にて5~30mのCQBを想定した照準。ターゲットは人間の上半身を模したUSPSAマンターゲット(縦75cm×横45cm)。
※QDレバーが開いているが、QDマウントの幅調整はいじらないでほしいとの持ち主の要望があり、撮影台のマウントベースに合致しなかったため開いている。
●旧MROにおいてよく散見される不平不満の一つに、1.05~1.1倍ほど拡大して見えると同時に、視界の歪みが大きいというものがあった。MRO HDではそのような傾向は見られず、レンズ周辺部に少し魚眼レンズのような歪みが見られるものの、使用する上では大きな支障やストレスにはならない。
●本体形状が視界に与える影響だが、側面については比較的すっきりとした視界が確保できるが、上面は大きめのイルミネーションダイヤルがシルクハットのように鎮座し、少し視界の妨げに感じることもある。特にCQBで階段やキャットウォーク等への照準で上や下へ銃器を向けた際にそう感じやすい。
また、Amputation(至近距離における射撃テクニックの一種)のように上面の部位を簡易照準器に見立てた射撃を行う際も着弾点のズレが大きくでやすかった。できればイルミネーションダイヤルはAimpoint – T2系のようにコンパクトにしてほしいところだ。
●重量はボテッとした外観の割にはLarueのマウント込みで200グラム以下であり、意外と軽く感じる。上面の出っ張りにより少しトップヘビーの感じはあるものの、CQBで縦横無尽に振り回す際に支障はほぼ感じない。
50メートル照準
距離を50メートルに伸ばし、光学品質をより詳しく見ていこう。ターゲットは180cmの位置に吊るした青いツナギ。
●ターゲットが木の陰によって見えにくくなっているが、レンズ性能の向上により旧MROよりは薄暗いエリアでも見えやすい。他のダットサイトと比較して抜群に秀でているわけではないが。
●旧MROと同じく接眼側と比べて対物側のレンズが大きなことにより、サッと覗いた際に視界の広さを感じる。コンパクトな形状でこのような光学設計となっているため、同じレンズ径のPrimary Arms – MD-25と比べるとトイレットペーパーの芯を覗いているような窮屈な感じは一切無く、ラフな姿勢での照準でもストレスを感じにくくターゲットにアプローチできる。
100メートル照準
距離を100mに伸ばして照準。ターゲットは50m時と同じ。
●対物レンズ径25mmに対して、実際の視界となる有効開口(Clear aperture)は20.4mmであるため、特に両目照準をしている場合はT2系ダットサイトと見え方はほとんど変わらないとの意見もあるが、銃に顔を溶接しているような人間ではない限り広く感じるのではなかろうか。(上面を除く)
●イルミネーションの明るさに関しては、日中での使用については問題ない。直射日光下であっても余裕で使える明るさだ。
●問題は暗所だ。最も暗い最低輝度であっても常夜灯を点けた部屋の中で視認できる明るさである。暗闇で裸眼で使用するとなるとあと2段階くらい暗くなってほしいと感じる。
→トリジコン曰く、暗視モードはどのような条件でも裸眼だけで視認することは不可能と言っている。我々研究員の眼に暗視装置が内蔵されているのでなければ、トリジコン社員は眼科を受診するべきだ。
●そして暗視装置との併用に関しても、レンズが大きいので良さそうに思えるが、それはある程度明るさがある暗所での話。やはり最小輝度でもイルミネーションが明るいので、暗闇ではイルミネーションが明るく滲んで精密な射撃が難しい。
●旧MROと比べると暗視性能は改善されているが、Aimpoint製品廉価モデルであるDuty RDSやPROのほうがこの点はより良い。正直暗視性能に関しては低価格帯でMRO HD1/5個分の価格であるPrimary Arms – SLx MD21のほうが優れていると言っていいレベルだ。
100メートル照準 | 3倍マグニファイア
同距離にて3倍率拡大鏡(Holosun – HM3X)を用いて照準をしてみた。
●旧MROはエミッターの品質差やレンズに光学設計上の問題があり、特にマグニファイヤーを使用するとドットの歪みが目立つ個体があるという苦情が多かった。少なくともMRO HDにおいてはその問題においては大幅に改善されているようで、ここでもドットの不自然で目立つ変形はかなり抑えられいる。
→旧MROも近年製造されたものに関してはその問題が改善されているとの報告がある。
パララックステスト │ 100メートル
●旧MROではパララックス(視差)が非常に大きく、距離によってマンターゲットを外してしまいそうになるほど着弾がずれる指摘がされていた。MRO HDでは100メートルで左右で10~15cm、上下は10cm前後と改善されている。
●ただし右からレンズを覗き、ダットを左端に持っていった場合はレンズの傾斜の関係で右斜下に大きく動きがちで、最大で20cm近くの移動量になることは注意してほしい。
対物レンズからのイルミネーションの視認性
●対物レンズからはドイツ製LEDエミッターが発光している様子がよく見える。これは常識的な明るさに設定し、発光面積の小さい2MOAであっても同様なので留意しておいてほしい。
反射問題
●右側面に薄っすらとあるグラーデーションだが、ここが赤色の内部反射が起きやすい欠点がある。これは少しでも左側から覗いた時に顕著に出やすく、室内や日陰だと環境によって鏡筒内部構造の反射まで加わり目障りであるし射撃や状況把握の妨げにもなる。写真はましな方で、酷い時はレンズ半分近くを覆うことがある。
●また、Olight – OsightやLeupold – LCOのようにイルミネーションを灯らせてなくても対物レンズにエミッターの基盤やサークルレティクルの反射が出る傾向がある。高頻度で出やすいわけではないが、映り込む面積や反射は大きめでけっこう目障りだ。条件としては逆光下や夕暮れ、室内での使用で目立ちやすい。
●特にこの反射はシンプルに2MOAドットで射撃を行いたい時にぼんやりと幽霊のように出てくるとうざい。内部回路の反射という呪縛霊に関しては、旧MROどころかSRSの頃から何も変わっていない。
●トリジコンはメイドインアメリカに拘るのはけっこうだが、比較的高めの価格に対しての詰めの甘さはAR向けダットサイトに今も昔も顕著に現れる。
実弾射撃、各種訓練における使用感等
やるのであれば徹底的に検証しようとのことで、このMRO HDについてはレビュー記事公表を慌てず、1年半ほどの期間をたっぷりと使って国内外で実弾射撃やそれを伴う各種訓練に投じた。
●都市部や室内、林内においては大きな対物レンズとボディ構造から得られる広く閉塞感の少ない視野の強みが出やすい。しっかりとした射撃姿勢や頬付けができない状況下でも使いやすい設計だ。
●そうであるからこそ、上面のイルミネーションダイヤルの出っ張りはもう少し抑えて欲しく、惜しいの一言。せっかくの視界の広さを自ら空を覆って潰しにかかってはいけない。
●たっぷりと使っておいていきなりあっさりはっきりと言うが、使えば使うほどその他ダットサイトとしての能力は「並」であるという印象でしかない。他の面でなにか秀でているわけではない。
●その並という評価も価格を考えると考えてしまう。特に暗視性能に関して他社の安い製品に一部劣っている点はいただけない。実際検証期間中に暗視装置を用いた暗所・夜間射撃を数回行ったが、絶望的に使えないとは言えないがわざわざこれを持ち出そうとは思わない。
●その他不具合等については特に発生しなかったし、旧MROよりも不具合報告は皆無とは言わないがかなり少ない機種ではあるようだ。ただし光学性能を含めた欠点を考慮すると、完璧な製品とは言えないが大きなレンズでMRO HDよりも価格を抑えたHOLOSUN – AEMSのほうが良いのではないかと思えてしまう。
Conclusion | 総評
さて、ここでさっき触れたお金の話を蒸し返そう。旧MRO改めMRO SDの実売価格はマウントの有無や違いで540~730ドル。上位モデルであるこのMRO HDは710~780ドル。日本国内だと15万円前後の支払いを余儀なくされる価格だ。
→旧MROから置き換わったMRO SD(SDはおそらくStandardの略)だが、違いは2MOAのドットのみになっているだけ。あとはなぜか1mmほどサイズが大きくなっていることを除き、レンズもHDと同じであるとトリジコンは言っている。
●この価格を踏まえた上で信頼性が高く人気な他社ダットサイトの実売価格を見てもらいたい。
・Aimpoint – Pro:470ドル
・Aimpoint – Duty RDS:480ドル
・Aimpoint – Comp M4:700~810ドル
・Aimpoint – Micro T2:890~1050ドル
・Eotech – EXPS2、EXPS3:610~660ドル
・Sig sauer – Romeo 4XT Pro:570ドル
●Aimpoint – T2を除きどれもがMROやMRO HDと同じような価格帯、もしくは安い傾向にある。皆さんならどれを買うだろうか?
●MRO HDは旧MROと比較すると批判殺到であったポイントが大きく改善されている。だが光学系には余計な反射があるし、暗視性能は相変わらずそこまで高くない。これが400~500ドル台のダットサイトであれば可もなく不可も無くとでもまだ言えるが、価格面からしてその評価をするのは難しい。そうだと言ってエイムポイントほどの絶大な信頼性能があるわけでもない。
●自社製品に聖書の一節を刻印して神頼みをしていることからわかるように、トリジコンは何らかの禁忌を犯し、価格が高いくせにまともなライフル用ダットサイトを作れない呪いの類にかかっているのだろうか。ハンドガン向けダットサイトは良いものが作れるのに残念な話だ。早く腕の良い呪術師が派遣されることを願う。
●宗教上の理由でどうしてもMROを選ばなければならず、マルチレティクル派ではないのであれば、通常モデルのMRO SDをチョイスすることを推奨する。サークルレティクルの亡霊がレンズ上に浮かび上がることは無いだろうし、光学性能を含めて品質はMRO HDと何ら変わりない。と言うトリジコンの言い分を信じればの話だがね。
旧MROのレビュー記事はこちら(至らなかった箇所は修正&追記済み) ↓ ↓