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ジャンル:サーマルカメラ、サーマル照準器

コストパフォーマンスに優れたサーマル照準器。高精細なサーマル映像が特徴。

検証人数:3

実弾射撃評価:有り

→Benelli – M4(12番ゲージスラッグ弾)、MINIMI(空包射撃のみ)

執筆時期:2023年8月

※本製品の購入等に協力してくださいました、デザートカウボーイ様に感謝いたします。

デザートカウボーイ様公式サイト

https://desertcw6.com/

InfiRay – HL13販売ページ

https://desertcw6.com/products/detail.php?product_id=3184

SPECS │ 性能諸元(公式)

メーカー名(メーカー国・製造国) InfiRay(中華人民共和国)
サイズ(長さx高さx幅) 58.5mm×80.5mm×74.5mm
重量 250グラム
センサー解像度 320x280
対物レンズ径 13mm
倍率 1倍~4倍(デジタルズーム)
視野(FOV) 23.6°x20.7°
フレームレート 25Hz
感度 40mk
使用電池(稼働時間) CR123Aリチウム電池(リチウム電池使用時:3.5時間)、3.7V 16340充電池
防水性能 IP67
人体検出可能距離 476m
購入価格 159000円

Pros & Cons | 一長一短

※ここはあくまで、KUSEMONO TACTICALが想定する使い方、視点から見た一長一短です。

※一長一短をわかりやすく表記しているだけであり、項目の数や内容、順番による採点評価ではありません。

優れている点 精細で解像感の高い描写能力
  Eotech EXPS程度のサイズ
  利便性の良いカラーパレット群
  照準器として使用でき、20万円前後で購入できる高いコストパフォーマンス
改善を要する点 電源操作に癖や個体差がある
  ゼロイン調整幅が1クリック6.54cm / 50mと大きすぎる
  モニター輝度の最高輝度をもう少し明るく、そして最低輝度をさらに暗く設定してほしい

欧米メーカーに迫る中華サーマルカメラ


近年、我が国と欧米各国にとって中国との関係には大小様々な摩擦が生じている。旧来の腕っぷしの安全保障だけでなく、経済安全保障を始め、様々な分野での対中政策議論が日々繰り広げられているのはご存知かと。特に、半導体や電気自動車等の先進技術に関することについては、インドやオーストラリアを抱き込んだクアッドを始め、様々な国や企業、組織を巻き込んでの牽制やしのぎの削り合いとなっている。


主義思想や方向性はいったん置いておくとしても、我々の日常生活においても中国との関わりは日々大きくなっている。特にここ10数年の家電や電子機器類の中国製品の進歩と普及は目を見張るものがあるし、その他工業製品や食品についても、昔同様に商品陳列棚の多くを飾っている。
「中国」 — 我が国にとってはるか昔から、そして恐らくこれから先の未来にとっても切っても切れない大きな大きな隣国だろう。中国とべったり仲良くというのは致命的な問題が生じるだろうが(程度の差こそあれそれはどの国も同じだ)、かと言って中国ときっぱり縁を切ったり正面からぶつかり合うなんてのも、多大な犠牲を払うし不可能に近い。大事なのは、冷静になって相手をよく知り理解し、競争・協調・規制等の領域を分けてお付き合いすることではないだろうか。

さて、中国製サーマルカメラの話だ。話は開幕からすでに半分ほど脱線しているが、もう半分は繋がってくる。


今回レビューするHL13を含めてだが、Infirayは、「iRay」、「Xinfrared」と言った様々なブランド名で同一商品を出している。中国企業あるあるで、それらどのブランドも、元を辿れば中国煙台にあるRaytron Technology社の一ブランドのようだ。

Raytron Technologyは、HL13のような非冷却赤外線サーマルイメージングや、半導体に極小電子装置や駆動装置を3次元的に組み込んだ、昨今の先進半導体業界を語る上で外せないMEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電子機械システム)というマイクロマシン技術の開発を得意としているメーカーで、コンパクトで高性能ながら安価な価格帯を売りにしている。

パッケージは「Xinfrared」の表記一択だが、本体は「InfiRay」となっている。


正式名称は「Holo HL13

誰がどう見ても外観はEoTech ホロサイト EXPSのそれだ。名称に「Holo」という単語をわざわざ入れた理由をぜひ聞きたいところ。

中央部の黒真珠改め、13mmゲルマニウムレンズの隣にある穴は、後述するレーザーポインターのレーザー射出口。


大きさはEXPS(96.5 x 73.7 x 58.4mm)よりも小さめな58.5mm×80.5mm×74.5mm(長さx高さx幅)。お隣にあるのは比較用にとりあえず置かれたAimpoint Micro T-1

外側ハウジング部は、基本的に樹脂製となっている。底面マウント部や電池キャップは金属製。マットで質素な質感で、余計なロゴや表記等はほとんど無い。

そのため、重量も250グラムほどである。(ちなみにEotech EXPSの重量は317.5グラム)


底面は脱着が容易いQDタイプの20mmレールマウントがある。ピカティニー規格のレールの銃器やマウントに装着したが、大きな欠点は無い。可もなく不可もなくなQDマウント。


右側面にはちょこんと20mmレール付き。側面レールに別売りのレーザー測距装置を取り付け、USBポートを通して画面表示させる同社別製品もあるので、もしかしたら本製品もその機能を実装させるつもりだったのかもしれない。

底面のネジはレールマウントの幅調整に使用する。


EoTech EXPSと同様、本体前方下部にバッテリーコンパートメントがある。電池はCR123Aリチウム電池を一つ使用する。

また、16340で3.7Vの規格であれば、各種充電池も使用できる。電池の種類を変えた場合は、設定メニューを開いて使用する電池の種類を変更すれば、その電池にあったバッテリーマネジメントが行われる。

CR123A使用時で公式では3.5時間の駆動時間となっている。海外のレビュー等を見ると、デフォルトの設定で、電源投入後に一切操作等をしなければ概ねこの駆動時間を得ることができるようだ。


ちなみに、左側面に付いているType-C USBポートに、別売りオプション品のバッテリーグリップを装着し、USBケーブルで接続して18650充電池を使用すると8時間の駆動が可能だ。

ただ、このグリップを付けた場合、銃器に付けられず手持ちでの運用となり、防水性能も低下する。

もちろん、ここに市販のモバイルバッテリー等を付けて駆動させることもできる。尚、内部バッテリーで充電式電池を入れていても充電機能等は無い。

どうせならもう少し価格を上げても良いので動画録画機能、せめて静止画キャプチャ機能を付けて、ここでデータ送信もできて欲しかった。


背面には操作ボタン類と、1.63インチのAMOLED(有機ELディスプレイの一種)が配置されている。ここだけ見るとまるで昔のアーケードゲーム機のミニチュア版みたいだ。

操作については、右側の電源ボタンと、「OK」と書かれている押し込みと上下左右への操作ができるジョイスティックで行う。

電源ボタンは長押しでオンオフができるが、この電源操作が曲者なのだ。少しボタンストロークが長く柔らかいこともあるとは思うが、「長く押しすぎ」「奥まで押し込んでない」等で電源が入りにくいことがある。さらに、慎重に押しているにも関わらず同様の現象が起きることも多く、電源を入れるのに何度かボタンを押したり時間がかかったりと、イライラが増すことが多々ある。

サーマルカメラは電池消費が早いため、長時間の使用で常に電源の入れっぱなしは難しい。故に、携帯型サーマルカメラ選びで、電源がスムーズにオンオフできるか否かはけっこう大事な要素であり、狩猟やセキュリティー、軍事用途を問わず改善をしてほしい。

当初、電源ボタンを離すタイミングが悪いのかとも思ったが、そうでもない場合も多々ある。また、このHoloシリーズの最廉価モデルであるHP13に触れたことがあるが、その時は比較的すんなりと電源操作ができた。個体差もあるのだろうか?

うまく電源ボタンを押してサーマル映像が出るまでは概ね3.5秒ほど。

各種設定画面の呼び出しは、ジョイスティックを押し込むことで表示される。一度押し込んでメニュー画面1、もう一度押し込んでメニュー画面2と切り替わる。

メニュー画面は四方にアイコンが表示され、設定したいアイコンにジョイスティックを倒して調整に入る。メニュー画面1では温度較正設定、カラーパレット変更、電池切り替え、レーザーポインターの設定が、メニュー画面2ではレティクルの変更やゼロイン、レティクル設定の複数保存、そしてピクセルキャリブレーションが可能だ。

ロットや購入エリアによっては、レティクルの表示や設定等のメニュー画面2が表示されず、特殊コマンドを打ち込む必要性がある。ゼロイン調整可能なレティクル機能を出した場合、エリアによっては販売等に制限が出る為このひと手間が必要となる。まぁあれだ、このコマンドを打ち込むことを含めて大人の事情ってやつだ。

有機ELディスプレイや液晶ディスプレイ等で気になってくる不具合の一つにドット抜けがある。そのドット抜けを埋めることができるピクセルキャリブレーション機能があるのは良いことだ。小さな画面だからこそ、ドット抜けが起きるとより気になってくる。あくまで不具合箇所を埋めるだけだが、この機能があるのと無いのとではストレスも違ってくるだろう。


Holoシリーズの面白い機能の一つで、650nm赤色レーザーポインターが付いている。これもメニュー画面からの呼び出しとなる。

レーザーの出力は不明。日が照っている状態では10メートルくらいが実用範囲だと思われる。

レーザーの照射中は、画面上に小さな円形レティクルが出現する。

一応ゼロイン機能もあるが、レーザーの照射軸を動かすのではなく、レーザー照射時に画面上に表示される円形レティクルを動かしての調整となるため、接近戦用の簡易照準としては限定的な使用に留めておいたほうがいい。

レーザーの照射点を目視で確認しての射撃を行う場合は、想定していない場所に弾が飛ぶ可能性があるので注意していただきたい。


電池消費の激しいサーマルカメラにおいて、本製品はスタンバイモードを備えている。ジョイスティックを右に倒すとスタンバイモードに移行し、ディスプレイ表示や一部機能をオフにして電池の消耗を抑えることができる。再度右スティックを押せば瞬時に復帰可能だ。

省電力モード時にも、サーマルカメラ、キャリブレーション等は裏でちゃんと動いており、一定時間無動作で自動的に電源が切れる等の機能はないので忘れずに。うちの研究員はすっかり忘れてCR123Aを一つ無駄にしたぞ。

レーザーポインターを照射している場合も、勝手にレーザーは切れず照射し続けるので注意。レーザーの照射は電池消費が早い。

ディスプレイ&描写能力


さて、実際にサーマル映像を見てみよう。

17μmの有機ELディスプレイの高精細画面表示も然ることながら、320x280のセンサー解像度とは思えない描写の美しさに驚く。一段上のセンサー解像度並の描写力だ。

320×280のサーマルセンサーは自社開発であり、その性能をいかんなく発揮できる映像処理エンジンと合わせて高い技術力を持っていることが伺える。違和感をそこまで感じさせないレベルの高めのシャープネスであり、ノイズ除去もうまく行っている。

接眼レンズ式ではなく、この手の画面表示タイプのサーマル照準器だと、SIG SAUER社のECHO 3が挙げられるが、価格は安いくせに描写能力はこちらが上だ。20万円代でこの性能は正直驚愕に値する。

画面下部の表示は、左からカラーパレット、ズーム倍率、画面の明るさ、現在の設定グループ、キャリブレーションの設定、電池の種類と残量を表示している。

フレームレートは25Hz。できればもう少し高いフレームレートが欲しいところだが、対人戦や動物相手の索敵を行う上では使えないことはなく及第点であろう。


モニター輝度については、6段階で調整可能。写真は直射日光が激しく痛い炎天下の真夏で行った。

直射日光下は苦手と言われる有機ELだが、Holoシリーズはそれでも健闘している部類ではあると思う。ただ、ここまで日の光が強いと、最高輝度であってももう1~2段階ほど明るさが欲しくなる。

後述するカラーパレットが白黒の場合だとより見にくく、写真のようにカラフルなColorモードだと少しましになる。

できれば、このようなモニター型のサーマル照準器は、屋外での画面の見やすさや、夜間における相手側からの索敵を防ぐと同時にモニターの破損防止も含めて、フードや庇の類を付けてほしいところだ。

その点、SIG SAUERのECHOシリーズは初代モデルからモニターフードが設けられており、上記の状況に対して有効だ。

そして最低輝度については、暗闇だと逆に明るく感じる。相手に捕捉されない云々以前に、暗順応を阻害しないためにもあと2段階は暗く設定したい

カラーパレット

ターゲットや周囲の環境によって使い分けられるカラーパレットは5種類用意されている。それぞれの特徴を紹介していこう。

なお、カラーパレットの変更はジョイスティックを押し込んでメニュー画面を呼び出した後、上にジョイスティックを倒して変更ができる。カラーパレットの変更は移り変わりる状況に合わせて手早く行いたいので、できれば独立したボタンがあればなお良いが、HL13は比較的早く行える部類だ。

Black Hot|ブラックホット

気温23度の林内にて、20メートル先の武装した人間を映している。(犬までの距離は約10メートル)


温度が高いものを黒く、低いものを白く映し出すモード。

ホワイトホット等に比べ、森の木々や自然物の描写がわかりにくい場合があるが、白と黒のコントラストがはっきりと映りやすいため、空中を漂う法執行機関のヘリやドローンで人を捜索したり、ハンターが獲物に射撃を行う際に好んで使われることが多い。

距離は20メートルだが、細かいディテール描写により、人がどのような武器を持っているか(Kriss Vetcor短機関銃)まで見て取れる。


また、人工物のディテールがくっきりと映りやすいため、都市部での暗視目的として使用されることもある。

White Hot|ホワイトホット


ブラックホットとは逆に温度が高いものを白く、低いものを黒く映す。サーマルカメラのカラーパレットの中で基本とも言える描写モードだ。基本であるが故に、このモードがどれほど見やすいかで、そのサーマルカメラの描写性能を計り知ることができると言ってもいいだろう。

どの製品においても、山間部や都市部問わずまんべんなく使用できる描写モードだが、このHL13のホワイトホットモードは価格や搭載センサーから考えて実に優秀だ。特に山間部はご覧の通り非常にくっきりと木々や岩だけでなく、地面の凹凸もよく映し出している。コントラストが極端になりがちな環境でも他のカラーパレットより見やすい場合が多い。

新月の夜、深い森の中で偵察訓練を行った際、試しにこのホワイトホットを暗視装置代わりにして突き進んだ。非常に立体感のある描写で、地形がわかりやすく便利だ。

Target Highlight|ターゲットハイライト


民間向け他社製品にはあまりないカラーパレット。ホワイトホットをベースに、温度が他より高いものを強調させ、それ以外を控えめに描写するモード。

周囲の環境の描写能力が落ちるため、暗視目的としては向かないが、温度の高い標的をあぶり出すのに便利であり、ターゲットが潜んでいると疑われるエリアの索敵や、集中して射撃する際の照準に用いることができる。

Red Hot|レッドホット



これもホワイトホットをベースに、温度が高いものを黄色、オレンジ、赤で描写するモード。

一目で周囲より温度の高いものを浮き立たせることができるし、ターゲットハイライトと違い、温度の低い箇所が見えにくくなるわけではないので、こちらのほうがいいのでは?と思うかもしれない。しかし、ターゲットや周囲の状況によっては赤く塗りつぶされディテールがわかりにくくなったり、ターゲットと背景の区別がつきにくくなる場合もある。


他社製品だと、ブラックホットをベースにこのモードが設定されているのを多く見かける。HL13の良好なホワイトホットの描写能力を考えると、これをベースにレッドホットを設定したのは良い考えだと思える。

レッドホットモードは、消火活動において残り火や燻っている箇所を探り当てるといった高コントラストのシーンで用いられている場合も多いとか。

Rainbow Color|レインボーカラー


非常にカラフルなこのカラーパレットは、温度が低い順に黒、青、紫、黄、橙、赤、白系と温度分布を細かくわけて表示する。

他社製品のようにさらに緑系の色等でより細かく色分けされると尚良い。

物体のわずかな温度変化をあぶり出すので、都市部だとゴチャゴチャしてわかりにくい場合もあるが、他のカラーパレットでは苦手な夏場の森の中に隠れた人物等を見つける際に意外と役立ったりする。


非常に低コントラストの条件下、機械等の細かな温度分布を知りたい場合に使用すると意外な発見があるだろう。

レティクル


●レティクルは写真のように多数から選ぶことができる。また、種類だけでなく色もそれぞれ4色(白、黒、赤、緑)から設定可能。(ただしドットレティクルのみは赤以外色を変えることができない)

●サーマル照準器あるあるだが、様々なレティクルを用意してくれているのはありがたいが、できればそれぞれのレティクルのサイズや説明をしてほしい。あの目盛りからこの目盛りまでは何MOA(またはMRAD)なんだろうかがわかれば、様々な距離で射撃を行う際により有効に活用できる。


また、レティクルのゼロイン調整に関しては1クリックに相当する調整が6.54cm / 50mとかなり大きな調整幅となるため、たとえ50メートルの近距離であったとしても大雑把な射撃精度となりかねない。このサーマルカメラ、索敵や監視用途だけでなく、照準器だという設定を忘れていないだろうか?これでは使用銃器や環境がかなり狭まってしまう。

調整したレティクルやキャリブレーションの設定に関しては、4つまで保存しておくことが可能。


周囲の環境や本体の熱による計測温度誤差修正のキャリブレーション(較正)についてだが、自動で行われるオートモードと手動でのみ行えるマニュアルモードとに切り替えれる。(写真ではモニター下部に「A」と表示されている箇所が見えるだろうか。これはオートモードになっている意味だ。)

知らない方のために言うと、このような非冷却型のサーマルデバイスは、本体の温度や周囲の環境に合わせ、発生する温度計測誤差を修正するために適時較正(キャリブレーション)を行う。キャリブレーション中は、映像が1秒前後ほど一時停止される。これは、オートで行われていると本体の温度や周囲の環境によって十数秒~数十秒毎に行われる。

ここぞという時に画面が一時停止されたくない場合に、手動設定もできるのは助かる。メニュー画面を表示後、ジョイスティックを左に倒すだけでその操作が行える点も良いだろう。

デジタルズーム


本機は1倍~4倍のデジタルズームが備わっている。何も表示されていない状態で、ジョイスティックを上に倒すことでズームができる。


気温27℃の林内にて、25メートル先の武装野郎に対して照準。デジタルズームなので、ズーム倍率を上げる毎に描写は荒くなるが、映像補正も倍率に合わせて少しかかるので、見えにくい対象に対してはズームをして様子を伺うのも一つの手だ。

カラーパレットをターゲットハイライトモードにしているおかげで、林内でターゲットだけが浮き上がるように描写されているのが見て取れる。

 

各種カラーパレット等の見え方に関しては当研究会の動画レビューでも紹介しているのでぜひ参考にして欲しい。

後編では長距離でのレビューや各種訓練や実銃射撃のレビュー等、より深く評価していく。後編は下記リンクより ↓ ↓

【レビュー】 InfiRay – Holo HL13 (後編)