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ジャンル:度付きレンズ組み込みキット

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ESSのアイウェアは世界各国の法執行機関や、シューター等に愛用されているが、メガネを使用する者は、着用が難しい。かと言ってコンタクトレンズは使いたくない。そんな人のために、度付きのレンズを入れて使用するインサートがRx Insertだ。

(ESS Crossbowのレビューはコチラ


 

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まずCrossbow専用とは言ってるが、Crossbowの他にも、付属のアタッチメントで同社のNVG等のProfileシリーズのゴーグルに付けることが可能。同社製品を愛用する人にはオススメだろう。しかし、後日発売された、同社のU-Rx Insertだと、CrossbowやProfileシリーズはもちろんのこと、同社のICEや、オークリーのSI Ballisticゴーグル、SI Ballistic M Frame 2.0等の幅広い製品にも対応している。

とは言え、自分はこちらのP-2Bの方がレンズシェイプが好きだし、そのオークリーにまで対応は不要と考えたのでこちらを購入した。もちろんだが、このインサート単体では、中に度付きレンズは入っていないので、タナカメガネ等のメガネ屋に行きレンズを注文して、ハメてもらわないといけない。このインサートのレンズ規格そのものは、特注というわけではないが、安くはない。レンズ単体で1万円後半はかかる。インサートが6000円前後なので、2万は超えてしまうのは必至だ。この点は、高価になりがちなカーブレンズなので仕方ない。レンズのメーカーは信頼性も考えてHOYAにした。


 

まずレンズそのものだが、カーブレンズなので、最初は慣れが必要だ。問題の視界だが、矯正視界そのものはそこまで広くない。故に、側面等の動きにはあまり対応できない点が残念だ。また、欧米人向けに作られている欠点がこのインサートを付けた場合如実に表れ、アジア人の場合、高確率でレンズに顔や眉毛が接触し、少しの衝撃で目にレンズが当たってしまう。聞くところによれば、これはU-Rxの方でも少しマシになった程度だとか。

結局のところ、どうにも使い心地が悪く、同社のNVGに少し加工をすれば自分が普段使っているメガネが挿入できるので、そっちを使ってしまっている。また、カーブレンズに関しては、オークリ社のトゥルーデジタルを一度使ってしまえばもう戻れなくなる。屈折率、視野範囲、そしてオークリ社の強固なポリカーボネートレンズにくっつけるという加工ができるので、強度も申し分ない。どうにもインサートという法式は、使い勝手が悪い。あくまで個人的な意見だが、これを購入するくらいなら、倍のお金を出してでもオークリ社のフレーム+カーブレンズ(トゥルーデジタル)を購入することを強くオススメする。そちらの方が日常的にも使えるしね。
ちなみに、現在(2016年)私は、普段のアクティブシーンやシューティングではオークリ社のスプリットジャケット、フラックジャケットを使用し、サバイバルゲームではESSのNVGにフラックジャケットという組み合わせで使っている。