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ジャンル:マグポーチ

ドイツのタクティカル向け装備品メーカーであるタスマニアンタイガー。このメーカーのシンプルで使いやすいマグポーチを紹介しよう。

執筆時期:2017年9月

SPECS|性能諸元(G36用)

メーカー名(メーカー国・製造国) TASMANIAN TIGER(ドイツ連邦共和国・ベトナム社会主義共和国)
サイズ 13×16×5cm
カラー カーキ、ブラック、OD、カブグリーン、コヨーテブラウン346、マルチカム(本製品)
重量 150グラム
素材 700デニール コーデュラナイロン(マルチカムのみ500デニール)
購入価格 3200円

シンプルで作りの良いマグポーチ

タスマニアンタイガーは、ドイツのタクティカル・アウトドア向けのギアを販売しているメーカーだ。この手の装備品メーカーとしては珍しく、正規輸入代理店を通じて日本版のホームページまで設けている。

弾倉の脱落が目立ったHSGI社TACOマグポーチの後継者が欲しくなったので、今回はタスマニアンタイガーをチョイスした。選定理由は、脱落防止のバンジーコードが付いており、値段と質が良いバランスだからだ。


今回は、マガジンの出し入れがしやすいように、ESSTACのインサートを挿入するため&多種多様な銃器のマガジンを入れれる柔軟性を上げるためにHK G36用のマガジンポーチを購入した。タスマニアンタイガーの小銃用のマグポーチは、M4はもちろんのこと、HK417用もラインナップに揃える。他にも様々なSMGや拳銃用もある。

また、1マガジンのみを挿入するもの(TT SGLシリーズ)、2マガジン入るもの(TT DBLシリーズ)、TT SGLを2個・3個連結させたもの(TT 2SGL、TT 3SGL)、マガジンを横に装備できるマグポーチ(TT SGL HZシリーズ)等、自分のスタイルに合わせて多数の選択肢があるのも嬉しい。今回私が購入したのはシングルマグポーチを2つ連結させた「TT SGL MAGPOUCH BEL G36用」だ。

チョイスした色は、とある訓練の目的から考えてマルチカムを選んだ。このメーカーのマルチカムはCREY PRECISION社純正のものだ。ちなみに、その他の色は700デニールのナイロンだが、マルチカムのみ500デニールのナイロンとなる。耐久性は低下するが、その分重量や柔軟性は上がっている。作りがいいので、やわで破れそうな印象は無い。タスマニアンタイガーの刺繍がカワイイ。


G36用のポケット一つ分の高さは13cm、横は7cm程度だ。M4・AR15系のマガジンを入れた場合はダブルカラムの拳銃用マガジンが入るくらい余裕がある。また、.308系の大型の弾倉や500mlのペットボトルも入る。ポケットの深さは深すぎず浅すぎず、手で取り出すのにちょうどいい。MOOLEシステムのスロットも前後両側面に備えているので、拡張が可能だ。


バンジーコードを備えているので、脱落防止に役立つ。私にように受身をフル装備で取ったり、激しい訓練に参加する場合はこの手の脱落防止は必須だ。今まで何度弾倉を落として教官から雷を落とされたことか。

バンジーコードは裏側でまとめてあるので着脱は可能だ。また、取っ手部分を側面のMOLLEシステムに入れておけば邪魔にならない。


裏側。ループ部分は3段階で長さ調節が可能だ。ボタンは一旦ループを折り返して留めるタイプなので、動いている間に外れにくくなっている。


下は水抜きのホール付き。


私はこのように「5.11社バンジー&カバー 拳銃用マグポーチ」をMOOLEシステムに装着して使用している。ESSTACのインサートも入れて使い勝手が大変良い。値段も国内で3000円前後で購入できるので手頃だ。(2017年)