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ジャンル:ショルダーバッグ

マグフォースのこのバッグも、同社Thermite Waistpack同様に、誰が先に始めたのか知らないが、各社からほんと似たような感じのバッグが出ている。さて、どんなものか。

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SPECS | 性能諸元

メーカー名(生産国) MAGFORCE(台湾)
サイズ  270mm×270mm×155mm
材質 1000デニールハードナイロン
 コーティング Dupon社テフロンコーティング×2回(耐熱、薬品、摩耗等の耐久性向上・撥水性向上等)
ポリウレタンコーティング×3回(撥水性向上)
 カラー MAGFORCE版(国内版):ブラック(本製品)、カーキ、オレンジ、ダークレッド
MAXPEDITION版(海外版):ブラック、OD、カーキ、グレー、ネイビーブルー、イエロー、ブラック&カーキ、ブラック&フォレッジ、カーキ&フォレッジ、オレンジ、スカイブルー、レッド、ダークブラウン、ウルフグレー
 価格(購入価格)  12200円(2012年、国内通販にて11000円で購入)

各コンパートメントへアクセスしやすい大きさ

このショルダーバッグは、マグフォースのショルダーバッグシリーズで、MF-0403 Fatboy Shoulderpackの次に大きいサイズとなる。4種類の中で2番目の大きさだ。このショルダーバッグシリーズとメッセンジャーバッグシリーズの違いは、身体の後ろに掛けることがメインであるのがメッセンジャーバッグなのに対し、ショルダーバッグは後ろと横に掛けることを売りにしている。
まずは装着イメージをご覧いただきたい。(モデルは身長165センチ)

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なかなかバランスの取れた大きさだ。身体のラインに合わせて形が作り出されている。大きさも手頃なので、各コンパートメントへアクセスがしやすい。細々としたEDCアイテム(Every Day Carry。毎日持ち歩くアイテムのこと。)が多い人で、頻繁にまんべんなくアクセスするという人には助かるだろう。

各コンパートメント・機能紹介

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①:フラップ(フタ)をあけるとメインコンパートメントが見える。メインコンパートメントさらに防水性の巾着状のフタがあり、内部を浸水や盗難、脱落から守ってくれる。とは言え、バッグそのものは、撥水コーティングはされているものの、どうしても使用しているとハゲてくるというものでもあるので、過信はし過ぎないように。


 

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メインコンパートメント内部は、他にもポケットが2つあり、一つはメッシュ生地となっている。このポケットはA5サイズの大型コミック本が楽々と入る大きさだ。


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メインコンパートメントそのものも、フルサイズの一眼レフと、ちょっとした望遠レンズ程度ならすっぽりと入る大きさは確保されているので、工夫次第でカメラバッグとして使っても良いだろう。


 

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②:ここはメインコンパートメントの外側に付いている一回り小さめのコンパートメントである。外側はさらにポケットがある。
内部は、メッシュ状のポケットが一つついている。他にも、鍵やキーホルダー等を付けるストラップが付属する。

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③:肩がけの紐だが、滑り止め等は無いので、あまり重量物をバッグに入れていると遠心力でバッグがよく動いてしまう。自転車等に乗っている際は振り回されることもあるので、少し注意してもらいたい。この点に関しては、同社オプション品である「MF-0208 Shoulder Pad」を追加することで、緩和される。このパッドは、他のカバン等にも使えるので持っているとオススメだ。

また、衣服の素材によっては、この頑丈なナイロンの肩掛けによって擦れて傷がついてしまうこともある。とは言え、新型(2014年以降)は、この紐がシートベルトの素材へと変更されたらしい。やはりそう言った苦情はあったのだろう。


 

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④:身体に密着するベース部分にも幅が広いコンパートメントがある。最下層まで続いているので、競技用の大型拳銃もすっぽりと入る。内部には二箇所ベルクロテープが縫い合わせてあるので、ベルクロ付きの薄型バッグインバッグや、ホルスター等を装着することが可能だ。実際、欧米ではここに護身用の拳銃をコンシールドキャリー(隠し持ち)している人も多いのだとか。


 

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⑤:フラップ上部にある俵状のコンパートメント。ちょうどメガネケースやサングラス等を入れるのに適している。外側にはモールウェビングが横向きに設置してあるので、モールシステム製品のオプションを追加できる。


 

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⑥:フラップ部分にはさらにジッパー付きのポケットがある。ちょっとした小物入れに良いだろう。また、このフラップ部にはベルクロもあり、マジックテープ仕様のパッチ等を貼れるようになっている。


 

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⑦:左側の肩掛け基部にはモールウェビングがある。ここにフラッシュライトホルダー等のオプションを追加しても良さそうだ。

また、上部の肩掛け紐部分にはカラビナが付属する。


 

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⑧メッシュ状のペットボトル入れだ。500mlが入る。どうやら新型はこの部分がボディと同じちゃんとしたナイロン生地に変更され、しかも1リットルのナロゲンボトルが入るように、大型化されているみたいだ。


 

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⑨今や遺物(失礼!)になりかけているフィーチャーフォン・携帯電話入れ。両サイドにはペンが入るペンホルダー付き。新型はもちろんスマートフォンが入るように改良されている。(その代わりペンホルダーは無くなっているようだ。)


 

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⑩何やら物騒なモノ(.50BMG)が入ってるこちらは隠しポケットみたいだ。バッグ本体に沿うように設置されているので、ただの縫い目だと思い、ここにポケットがあると気づかないこともあるとか。


 

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⑪:右サイドのコンパートメント。ケースを付けた5インチクラスのスマートフォンでも入るだろう。内部にはさらにポケットが一つある。


 

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バッグ裏面は、大きなメッシュ状のパッドが付いており、かさばるものを入れても身体に干渉しにくくなっている。また、ベルクロで止めるベルト通しがあり、ここにベルトを通すことによって、安定感が出る。とは言え、コレが意外と不便で、しかも衣服を硬いナイロン生地のおかげで傷つけやすいため、新型では取り払われている。


 

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とりあえず最後に、ムリが無い程度にモノを入れてみた。メインコンパートメントに、A5サイズの大型コミック本が9冊、AR15系の弾倉が2本入った。その他、ライトノベル本3冊、5インチスマホ(NEXUS 5+ballistic case)、モバイルバッテリー、メガネケース、大型拳銃×2、500mlのペットボトルといった具合だ。さらに入れようと思えば小物ならまだ入る。この容量なら、自分が普段持ち歩くもの+αといった感じのバッグだ。ただ、買い物等を入れるとなると、少し容量は少なく感じてしまうこともあるだろう。