REVIEW >> EQUIPMENTS | 装備品類 >> ウェア

ジャンル:ベルト

コストパフォーマンスに優れ、貧乏ガンファイター達の味方である実用装備メーカーのコンドル社。このメーカーのお手頃なタクティカルベルトを紹介しよう。

SPECS | 性能諸元

メーカー名・国(メーカー国・生産国) CONDOR OUTDOOR (アメリカ合衆国・中華人民共和国)
ベルト幅・最大ウエストサイズ 5cm・155cm
カラー マルチカモ・ブラック(本製品)・オリーブドラブ・タン
価格相場 (購入価格) 13~20ドル (2013年 国内通販にて1820円)

使い勝手の良いお手軽タクティカルベルト

img_6341

コンドル社というアメリカの実用装備品メーカーがある。このメーカーは実にお安く、まぁまぁの品質の商品を提供してくれる。ポーチ類は1000円~3000円レベル、ベストやリグも3000円~と言ったお値段で入手できる。これは本国での話ではない、日本国内で入手できる価格の話だ。もちろんこのお値段なので、メイドイン・パンダだが、安かろう悪かろうということははそこまで感じない。フツーに使うのであればこれで十分と言える。誰もかれもが、金のなる木や泉を持っているわけではない。限られたリソースでどれだけの装備を揃え、予算を注いでいくかは悩みの種だ。普通の人は、イザ鎌倉となればまずは武器を購入し、お金をかけていくものだ。そうなれば、必然と装備品に回せるお金は少なくなっていく。近年では、映画「エネミー・ライン」の功績により、ジャージ姿で戦場に出ても市民権を得やすくなっている。とは言え、とりあえず一通り装備を揃えたくなったり、必要に迫られたりするのは必然だ。そんな時、ヘタな低価格バッタモンを買って安物買いの銭失いをするくらいなら、コンドル社の製品を買ったほうがいい。

今回はそのコンドル社の製品のベルトの中から、TB:タクティカルベルトを紹介したい。コンドル社は安いものなら1000円以下、高額なものは流行りのコブラバックルを備えた1万円超えの多数のベルトを出しているが、このTBは利便性と値段のバランスが取れている良いものだ。

img_6342

全体はこんな感じだ。樹脂製の簡単なバックルで、カチッカチッ!と片手で取り外しが可能。

img_6343

ただ、バックルは激しい使い方だと、割れてしまうこともある。ここは樹脂製の宿命か。私は、毎週飛んだり跳ねたりの鍛錬をして、3年目にしてこのように割れてしまった。とは言え、この状態でも割れが広がることはなく、普通に使えていた(さすがにいつかは粉々になると思い、後任を購入した)。週末に軽く訓練をしたり、サバイバルゲームに使用するくらいであれば十分使用できるだろう。

img_6344

ベルトの調整は、裏面がマジックテープのオスとメスに別れているので、バリバリと剥がして調節する。装備品のベルトルーフにこのマジックテープを挟み込めば、滑り止めにもなる。

img_6340

身体に密着する裏地部分は、別にすべり止めがあるわけではないので、装備全部をベルトに付けて激しい動きをしたりすると、ベルト全体が回転寿司屋のようにクルクルと周回軌道をしてしまう。私の場合は、上の写真のようにレッグバンド付きのポーチを装着したり、ベルトに付属している4つのストラップ(ベルトキーパー)にカラビナを付け、同社の215:H-HARNESSのような、ハーネスを購入すれば良い。カラビナはNITE IZE社のS-binerプラスチックタイプの♯4を使用。

また、装備品がすべてMOLLEシステムに対応しているのであれば、同社の241:Battle Belt(ベルトカバー)を同時に購入すれば、カラビナ無しで215:H-HARNESSを装着できる。

img_6347

付属品として、拳銃の弾倉用ポーチがなんと二つも付属する。だがこの子、横に装着するタイプで、ゴムバンドも何もなくバックルで蓋をしているだけなので、弾倉の落下の危険が高く使い勝手は良くない。正直これはいらないので、より値段を安くしてほしい。それ以外は、シンプルで気軽に使える良いベルトだ。2000円以下で購入できるのが良い。