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ジャンル:ブーツ

多機能でユニークな性能を持つブーツを展開しているベイツ社。このメーカーの比較的割安な、ミドルカットのミリタリーブーツがこのZR-6だ。

執筆時期:2017年5月

SPECS | 性能諸元

メーカー名(メーカー国・製造国) BATES (アメリカ合衆国・中華人民共和国)
販売サイズ USサイズ7~15(日本サイズ換算25.0~33.0)
材質 合皮・ナイロン素材
価格(購入価格) 84.95ドル(2012年、5500円で購入)

安物買いの銭失い


何やら早速厳しいことを言っているようだが、あくまでこれは私の足や使用状況からなる感想である。とは言え、私自身こう感じたことは確かだ。もともとこのブーツを買おうとしたきっかけは、同社のDELTA-8のサイドジッパーが破損したことによる。フィット感や履き心地は良いので、日常的なちょこっとした活動では使っているが、さすがにスポーツや、各種訓練等での使用はムリがある。そこで、このブーツを購入した。当時のお財布事情と、ベイツ社なら安価なラインでもいけそうだという、何の根拠もない考えでだ。


パッと見は、よくあるスニーカーライクなミドルカットブーツだ。付属のインソール(中敷き)は、私の足に合わない、低品質なものだったので、即愛用のスーパーフィートに交換した。ここら辺は、好みもあると思われるので問題無い。だが、雨の日にこのブーツを使っていて問題が起きた。アウターソールが滑りやすいのだ。特に、床が鉄のフェンス状になっている場所だと尚更である。SATRA TM144の滑り耐性試験に合格したと言っているが、ともかく地面に対してのグリッピングが、そこまで良くない。都市部でのパトロール任務等を想定して作られたブーツが、これでは困る。


また、合皮部分の耐久性も悪い。使用して、3ヶ月ほどで劣化が目立ってきて、最終的には写真のように大きなひび割れもできてしまった。こうなれば、耐水性もあったものではない。しかもこれは無手入れな状態でこうなったわけではなく、毎週末や汚れが酷い際に、適切なクリーニングとメンテナンスを行った上での状態だ。これには流石に呆れてしまった。国内メーカーの3000円程度のブーツの方が、よっぽどか長持ちする。特に、軍や法執行機関での使用を想定した上での製品で、この品質は問題であろう。完全な安物買いの銭失いで終わってしまった。