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ジャンル:レーザーレンジファインダー

光学機器類にも力を入れている、SIG SAUER社のレーザーレンジファインダー。精度が高く、鮮明度の高いディスプレイが人気。

執筆時期:2018年7月

※KILO2200LRHを提供してくださった、M氏に感謝いたします。

SPECS │ 性能諸元

メーカー名(メーカー国・製造国) SIG SAUER (アメリカ合衆国・中華人民共和国)
サイズ(縦×横×奥行き) 7.6cm×10.7cm×3.3cm
重量 215グラム(電池込み)
アイリリーフ 15mm
対物レンズ径 25mm
倍率 7倍
視野(FOV) 35.67ft / 100yds :10.87m / 91.4m
使用電池(電池寿命) CR2リチウム電池(約4000回以上計測可)
レーザー照射から応答までの速度 0.25秒
測距精度 500m以下:±50cm
500m~1Km:±1m
1Km以上:±2m
最大測距可能距離 反射物:3.2km、木:1.46km、動物(鹿):1.2km
防水性能 IPX-4(水の飛沫程度の保護)
価格(購入価格) 599.99ドル(2017年488ドルで購入)

お手頃価格ながら、長距離&クリアな視界のレーザーレンジファインダー

距離を計測した対象物に対してレーザーを発し、反射して返ってくるまでの時間(内部機械の振動回数)から、距離を測定することが可能なレーザーレンジファインダー(レーザー距離計)は、ゴルフや建設業に関わっている人ならば身近なガジェットだろう。また、ハンティングや軍事での使用もポピュラーである。特に、欧米では狩猟や長距離狙撃を楽しむユーザーから人気で、Bushnell(ブッシュネル)やVortex(ボルテックス)、Leupold(リューポルド)、Leica(ライカ)やNikon(ニコン)と言った、銃器・光学機器メーカーがこぞってレーザーレンジファインダーを販売している。

私も、偵察隊にいた頃に一時期レーザーレンジファインダーの購入を考えたことがあったが、当時1000mを超える長距離を測定できるものは値段が高く、隠密行動が重視される偵察任務で、不可視光とは言えレーザーを発するのはいかがなものかいうことで購入を控えた。結局、アナログの距離測定方法や、ミルレティクルを搭載したライフルスコープで計測していたのを思い出す。

その数年後、北海道でライフルハンティングを楽しんでいる親族から、良いレーザーレンジファインダーは無いものか?と相談を持ちかけられ、いろいろと調査をしてSIG SAUER社のKILO2200LRHを勧めた。後日、手にとった親族からの評判がかなり良かったので、仕事の都合で北米へ行った際、アウトドアショップにて自分の使用用途に合致したKILO2200 MRを購入した。


同社のダットサイト、ROMEO 4M等のその他光学機器類と同じく、グレーでSFチックなデザインが素敵だ。このグレー色はその素材の様な色合いから「Graphite:グラファイト」と呼称されている。

SIG SAUER社のみならず、レーザーレンジファインダーを販売しているほとんどのメーカーが、ニーズに合わせて様々な距離・値段帯に対応したモデルを販売している。SIG社のレーザーレンジファインダーの現在のラインナップは以下の通りだ。(2018年7月)

KILO850 4×20mm:4倍率で最大測定距離約1キロ(木:約730m、シカ:約550m)の最安価モデル(239ドル)

KILO1250 6×20mm:6倍率で最大測定距離1.46キロ(木:約860m、シカ:約680m)の中堅モデル(299ドル)

KILO2000 7×25mm:2200MRからミルレティクルを省き、測定距離を若干下げたモデル。(599ドル)

KILO2200MR:私が購入したモデル。ミルレティクル機能付き。

KILO2400ABS:2200MRと測定距離はほとんど変わらないが、長距離射撃アプリによるスマートフォンとの連携が可能。後述するBDXの前身とも言える。(1799ドル)

※親族に購入したKILO2200LRHは廃盤

また、SIG社がスマートフォン用にリリースした弾道測定アプリ「SIG SAUER BDX(Ballistics Data Xchange)」と、レーザーレンジファインダー、スコープ(SIERRA 3 BDXシリーズ)の3つをデータリンクさせることができる長距離射撃システムに対応したモデル(BDXシリーズ)も多数展開されている。

2018年7月現在、KILO1400BDX、KILO1800BDX、KILO2200BDX、KILO2400BDXの4つのレーザーレンジファインダーが展開されている。

私は、仕事上のセキュリティーの関係で、Bluetoothを搭載したBDXシリーズは不要と判断して、KILO2200MRを購入した。


手の中にスッと収まる程度の大きさなので、携行する際も苦にならない。重量も電池込みで215グラムだ。

ちなみに、KILO2200MRのMRは、通称ミルレティクルと呼ばれている「Milliradian Reticle」の略。

防水性能は、IPX-4程度なので、少々の雨なら良いが、大雨や水没と言った状況での使用は期待できないので注意を。


操作ボタン類は上部の「RANGE」ボタンと側面の「MODE」ボタンの2つのみ。

RANGE」ボタンで電源ONと測距をメインに行い、「MODE」ボタンで設定の変更が可能。全ての操作を片手で可能だ。


グリップ部は指の形に沿ったラバーが貼られており、滑り止めと持ちやすさの向上になっている。

本体の材質は軽量なマグネシウム合金で作られており、マット処理された塗装のおかげで傷もつきにくい。


対物レンズ部

25mmのレンズはグリーンとレッド系のマルチコートが施されており、反射防止としても効果が高い。下部の薄紫色のレンズはレーザー照射部。


接眼レンズ部。こちらはグリーンと薄い紫色のコーティング。

アイリリーフは15mm。少し視界が狭くなるが、眼鏡やあまり分厚くないゴーグルであれば装着した状態でも見ることが可能だ。


接眼レンズを反時計回りにヒネると上にせり上がってくる。その後、その奥にあるダイヤル(3つの四角形が描かれている)を左右に回すことで視度調整が可能。

接眼レンズ下部にある台形の切り抜きはストラップホール。


接眼レンズ下の丸い円形のパーツの半分から取っ手が出てくる。これを回すと電池ケースとなっている。

電池はカメラのフラッシュ等で使われている使い捨てのCR2リチウム電池を1個使用する。この電池1個で、おおむね4000回以上の計測が可能なようだ。だいたいどのレーザーレンジファインダーも使用する電池はこのCR2だ。

後述するハイパースキャンモードを使用した場合は、電池の減りは増える。

ひとつ、シグ・ザウエル社製レーザーレンジファインダーの泣き所としては、三脚用固定用のネジ穴が無いことだ。定点監視を行う際には欲しいと思うことがある。どうしても三脚に取り付けたい場合は、別売りのTripod Adapter Sleeveが必要だ。これだけで1万円以上するが…


こちらは廃盤となったKILO2200LRH。機種名の表記以外だと特に外観に変わりはない。LRHは(Long Range Hunterの略)

KILO2200MRへの変更点は、ミルレティクル表示が可能となり、内部の表示ディスプレイもより鮮明でコントラストを調整可能な有機ELディスプレイに変更され、レーザーの測定距離も伸びている

KILO2200LRHとKILO2200MRの光学系の違い


まずはいつもの公園にて100m先のジャケットを測定してみた。

実は今まで、光学機器の照準レビューで計測していた距離は、歩幅とその歩数から導く測距を行ってきたのだが、およそ4メートル程誤差があったということだ。

KILO2200LRHとKILO2200MRだが、撮影した季節やコンディション、照準対象も違うのであまり良い参考になってないかもしれないが、KILO2200MRの方が距離やレティクル等の表示が見やすくなっている。

KILO2200MRになり、今まで手動でディスプレイ光度を調整していたものが、周囲の環境を測定してくれる光センサーと、それを表示させる性能の高い有機ELディスプレイが搭載され、自動調光となった点が大きい。そのため、晴天時の雪原から、闇夜の山中だろうがどこでも適切な光量で情報が表示される。しかも、それが大変シームレスで瞬時に行われる点は評価したい。

KILO2200LRHの場合は、真夜中だと少し明るく、太陽光や光の反射が強い場所では表示が見えにくくなる場合があった。

KILO2200LRHとKILO2200MRでは照射レーザーの出力が違う。LRHではクラス1Mだが、MRは3段階上のクラス3Rのレーザーが照射される。そのため測定距離が伸びただけでなく、LRHでは窓ガラス越しでは距離を測定できなかったが、MRは少し誤差が出る場合もあるが二重ガラスでもお構いなしに距離が測定できる。これにより建物内はもちろん、車両や航空機内といったシチュエーションでも測距が可能となった。

→ただ、クラス3Rではリスクはまだ小さいとは言え、眼球への照射は障害が生じる可能性があるので対人への照射は注意していただきたい。

最低測定距離に関しては、環境やレーザーを照射する材質によって多少左右されるが、LRHが4mくらいで、MRが4.7mから測定が可能であった。

シンプルに言えば、7倍率の単眼鏡にダットサイトのように表示が出てくるようになっているわけだ。そのため、普通の単眼鏡に比べて青みがかかった映像になっているが、単眼鏡としては十分使えるレベルだ。

この点やレンズの質は、同価格帯の他社製品と比べると中の上ランクと言った感じだ。私が今まで見た中でレンズの質が良いレーザーレンジファインダーは、ライカやニコンで、次点でボルテックスと言った感じだ。

KILO2200MR │ 距離測定と様々な機能



※画像クリックで拡大可

さて、ここからはKILO2200MRの測距と搭載されている機能について説明しよう。

測定方法は簡単だ。目標をレティクルのセンターに合わせて、本体上部の「RANGE」ボタンを一度押すと表示がONになり、もう一度押すとレーザーを発して測距が行われる。表示は10秒間表示された後、自動的に消える。

KILO2200MRは表示するレティクルを3種類から選んで切り替えることが可能だ。

センターサークルのみ:大半のレーザーレンジファインダーはこのシンプルなサークルレティクルのみの場合がほとんどだ。(サイズは内径が2.4MRAD、外径が3MRAD)

このセンターサークルに身長1.8mの人間が収まると、距離は概ね600~700mとなる。

センターサークルと水平線ミルレティクル(MRAD):サークルレティクルに左右で60MRADのミルレティクルを加えたもの。

センターサークルと水平&縦(上部)ミルレティクル(MRAD):上部縦ラインにも30MRADのミルレティクルを加えたもの。

ミルレティクルは5MRAD(ミル)刻みでドットもしくはラインが打ってある。

この製品は他社のレーザーレンジファインダーと違い、ミルレティクルがあるおかげで、レーザーが反射しにくい物体や、距離が遠すぎる場合レーザーを照射したくない相手に対してもアバウトではあるが、測距が可能となった。特に軍事オペレーションの場合は重要なポイントだ。近年では車両のみならず、歩兵単位でもレーザー探知システムを導入している場合がある。むやみにレーザーを発して、敵の歓迎委員会の盛大なおもてなしを受ける可能性を減らすことが可能なのだ。

言うまでもないが、レーザーを発したくない相手に対してミルレティクルで測距する場合は、レーザー照射部を何かで覆ってからにしないと意味がない。

ミルレティクルによる距離測定方法に関しては、ここで説明すると長くなるので、VORTEXのミルレティクル付き単眼鏡である「Solo Tactical R/T 8×36」のページでも見て欲しい。

レティクル等の表示は、初期設定では自動調光モードになっている。前述した通り、環境に合わせてシームレスに、スマートに、そして瞬時に20段階の間で調光してくれる。環境によって自動調光モードではうまくいかない場合は、9段階の手動調光も可能だ。

メートルかヤードか


測定結果は、世界の多くの人に馴染み深い「メートル(M)」表示と、俺は違うのがいいから!という一部の国やゴルファー向けの「ヤード(Y)」の二通りが選べる。

ちなみに1ヤードは0.9144メートル。

ベストかラストか

スキャン結果の表示は、ターゲットの状況に合わせて、BEST(ベスト)とLAST(LAST)の2つのモードが用意されている。ハンティング向けのレーザーレンジファインダーには搭載されている場合が多い。

BESTモードは、スキャンした中で、最も近いターゲットや、あーコイツはこれを狙いたいんだろうなっていうターゲットを推測して表示してくれるモードである。ターゲットの背後にあるものを無視してくれるので、通常での使い方や、背景に反射物や邪魔なものがたくさんある中で、小さなターゲットを計測する場合に向いている。

LASTモードは、スキャンした中で、最も遠いターゲットを表示してくれるモードだ。木の葉や草むらに隠れているターゲットや、手ブレを起こして狙いにくい最も遠くの小さなターゲットを計測する際に向いている。

このLAST機能に関しては、通常ではあまり意味がないが、後述するハイパースキャンモードを用いる際に重要だ。

ハイパースキャンモードと遠距離性能


Hyper Scan MODEというなんだかスゴい名前のこのモードは、RANGEボタンを長押ししている間に有効になるモードだ。このモードになると、1秒間に4回スキャンされ、RANGEボタンを離すと最後にスキャンした距離が表示されるようになる。ここでも、上述したBESTモードやLASTモードは有効になるので、状況に合わせて使い分けてもらいたい。

動いている物体や、遠距離の物体といった狙いにくい相手に対して有効な手段である。また、霧や雨等でうまくスキャンができない時にも使える数撃てば当たるという手段でも使える。

上の写真は、ハイパースキャンモードでオレンジ色の屋根の建物を測定してみた。ただでさえ1.8キロ以上遠くにあって手ブレしやすく、周辺に邪魔な木や障害物が多い中でもスキャンが可能となる。

KILO2200MRは、一部の家屋や岩等の明るくて反射しやすい物体の場合は、最大で2マイル(約3.2Km)、樹木だと1.46Km、鹿等の大型動物で1.2Km先まで計測可能とある。私が今まで計測した中では、どう頑張ってっも3Km先の目標なぞ計測できたことはないが、ここまでの距離を計測できるレーザーレンジファインダーとしては、かなり安価な部類である。これも私がSIGのKILOシリーズを購入した理由の一つである。

当然だが、レーザーを発する以上、周囲の環境によっては計測結果が大きく違ったり誤りが出る場合がある。霧が出ている中で、800m先の車輌を計測した際に「22m」というありえない結果が出たこともある。こういう時は、ハイパースキャンモードで撃ちまくるか、ミルレティクルで計測しよう。

基本的には、より遠くのターゲットへの計測は、日中よりもレーザーの反射を捉えやすい夕暮れや夜明けの方が向いている。

LOSとAMR


計測したいターゲットに対して高低差があると、自分の目線からターゲットに対しての距離と、自分とターゲットの水平距離とでは数値が違ってくる。レーザー銃で射撃するのならまだしも、弧を描く弾道特性を持つ実体弾では、この数値の差が弾着位置を大きく左右する。それは距離が離れれば離れるほど明確だ。そこで、LOS(Line Of Sight)とAMR(Angle Modified Range)の2種類の測定方法を駆使できる。

LOS(Line Of Sight)モード(写真左)は、自分の目線からターゲットに対しての直接距離を計測できる。計測結果には、ターゲットに対して何度の傾斜角で狙っているのかも表示される。基本的にはこのLOSモードの方が、AMRモードと比べて距離が長く表示される。

AMR(Angle Modified Range)モード(写真右)は、高低差があろうと、傾斜角を省いた自分とターゲットの水平距離を表してくれる。わかりやすく言うと、高低差に関係なく、地図上の距離にしてターゲットがどれだけ離れているかがわかるのだ。

鉄砲の弾は、まっすぐ水平には飛んでくれない。これは、実銃だろうがトイガンだろうと、遠くのターゲットを狙えばわかる。水平にかまえて撃ってもまっすぐ飛んでくれないのに、それに高低差による傾斜角まで加わると、ますます弾はどこに当たるのかわからなくなるものだ。ここで得られた数値を、各種弾道計算機やアプリ、そして長年の経験や勘に照らし合わせることで、ボブ・スワガーになることができるのだ。

パッケージと付属品


パッケージ。同社ダットサイトのROMEO  4M同様にちょっと高級感のある紙箱だ。


内部には携帯用ポーチとストラップ、説明書付き。


携帯用ポーチ。ベルクロではなく、ゴム紐が付いた革のタブを取っ手に引っ掛ける。

静かにポーチから取り出すことができるが、ゴム紐はすぐ伸びてしまいがち。

裏面はベルト通しが付いている。最大で約5cm幅くらいのベルトなら通る。


説明書は英語表記のみだが、わかりやすく書かれているので、すんなりと操作方法や設定を飲み込むことができる点は良い。

他社製品に関して


レーザーレンジファインダーは、多くのメーカーがたくさんの種類を発売しているので、初心者は何を購入してよいか混乱しがちになる。基本的には、自分が使用すると思われる距離と用途に応じた物を買うべきだ。

今回紹介した、KILO2200MRと同価格帯同程度の測定性能を持つ他社製品だと以下をオススメする。(2018年7月の段階で、あくまで私が実際に見て触れてきたものを紹介。)

Leica Rangemaster CRF 2400-R(499ドル):ライカのレーザーレンジファインダーの良い点は、何と言ってもライカらしいレンズの透明度にある。また、ごちゃごちゃしていないシンプルな計測表示も良い。レンズの透明度で選ぶのであれば断然ライカだ。

Nikon MONARCH 3000 (416ドル):こちらもカメラ・レンズメーカーであるニコンから。特にこの製品のウリは、レーザーレンジファインダーには珍しく手ぶれ補正機能が付いている点にある。この機能は確かに驚きで、遠距離の目標でも大変狙いやすい。実にカメラメーカーらしい機能だ。レンズ性能や防水性能(水深10mに1分。ただし水没は基本的に推奨しないとのこと)も良いが、最大2740mまで可能という測定距離は少々言い過ぎのようで、実用範囲は1Km前後とのこと。

Nikon BLACK RANGER 4K(449ドル):またニコンから。倍率は6倍と少し短いが、最大測定距離等のカタログスペックはKILO 2200MRと同等。アイリリーフが18.3mmと少し長めなのは眼鏡・ゴーグルユーザーからすると良いだろう。レンズの質もよく、防水性能はアリとのことだが、具体的にどこまで可能なのかは表記なし。

SIG SAUER KILO2200BDX(499ドル):今回紹介したKILO 2200MRはもうすぐ廃盤になりつつある。後継機種としてはこの2200BDXだ。スペックはほとんどそのままで、同社スマホアプリやスコープの弾道計算・補正機能に対応しており、簡易的な狙撃システム化することが可能だ。流通在庫としての値段は、KILO2200MRの方が安い。

私は、仕事や訓練における観測や偵察活動、測距での使用を考え、今回のKILO 2200MRを購入した。やはり、他社に無いミルレティクル機能付きは、可能性を広げてくれるので面白い。