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ジャンル：木刀（Bokken）
思う存分スター・ウォーズのチャンバラごっこがしたい！だが、そんな欲望を叶えてくれるタフなオモチャはなかなか存在しない。ではライトセイバー型の木刀はどうだろうか？
SPECS ｜ 性能諸元
| メーカー（メーカー国・生産国） | Wolfechylde Studios（アメリカ合衆国・不明） |
| 全長 | 約111cm |
| 刃渡り | 約83cm |
| 重量 | 約600グラム |
| 材質 | 赤樫・白樫等のハードウッド（ロットによって違いアリ） |
| 価格 | 22ドル（日本への送料はその3倍・・・） |
まず最初に断っておくが、私はスターウォーズ派ではなく、スタートレック派だ。ライトセイバーではなくフェイザー銃を携行し、Xウイングに乗れと言われても丁重にお断りしてデルタフライヤーに乗り込む。そう、それがスタートレック派だ。けしてフォースと共にあるなどと言う戯言は言わず、粛々と長寿と繁栄を目指すのだ。
とは言え、男の子の大半が、スター・ウォーズの「光る剣」に心を奪われ、チャンバラごっこに興じていたのは言うまでもない。むろん、私もその一人だ。これは古今東西変わらない。
そして、もう一つ変わらないことがある。親にねだり、ライトセイバーのおもちゃを買ってもらうも、数日も経たないうちに破壊してしまうことである。
それは必然のことだ。子供という生き物は、自然界が生んだスクラップマシーンであり、彼らに興味を惹かれたが最後、もはや原型を留めることを期待するのはムリな話だ。それが、剣や鉄砲と言った戦闘を誘発させるようなオモチャなら尚更だ。ハズブロやタカラトミーが総力を結集しても、この運命からは抗えない。そんな子供という生き物に「ライトセイバー」を持たせるのだ。大人しくおままごとや人形遊びに興じるわけがない。たちまち、暗黒面に堕ちた狂戦士の如く剣を振り回し、物を破壊する。そこに同じライトセイバーを持った子供がもう一人加われば、大人なんかになす術なぞ存在しない。電飾やサウンドのギミックを組み込んだライトセイバーだと、まともに機能するのは数時間が関の山だし、簡素な素材で耐久性を高めたものでも、１ヶ月耐えれば良い方だ。
そんな中、そういうほろ苦い経験をしてきた、子供の心を持った大人たちは考えた。なんとかして本気でチャンバラができるライトセイバーのオモチャはできないものだろうか？そして、一人のアメリカ人が得た答えが、今回の製品である。日本古来、いや、西洋の剣術でも、訓練や日々の鍛錬を安全に、尚且つ実戦に近い形で再現するために、木刀（Bokken）を用いてきた。これで、ライトセイバーのタフなオモチャを作ろうというのは、今までありそうでなかった。前置きが長くなったが、このオモチャはレビューをするまでもない。ライトセイバー型の木刀だよ。説明はこれで十分だ。後は自分の手にとって、フォースを感じて欲しい。
長さは111センチ程と少し長めだ。（画像のライフルは14.5インチのマルイHK416D、刀はCOLD STEEL社のボッケン（105センチ）
グリップは原作の形に似せてある。握り心地はなかなか良い。ここを含めて全体が丸みを帯びている作りなので、杖術のような扱いもできる。全体の素材は木刀や杖のような白樫や赤樫等でできており、何度か木刀同士で打ち合いをしたが、ガタツキや破損しそうなことはない。良い作りだ。
先端は杖術の杖のように丸められている。怪我防止にも良い。更に別売りの刀身全体にウレタン製の被せをすることで、より安全に楽しくチャンバラが可能だ。色も緑・赤・紫・黄色と揃っているので、好みのキャラのライトセーバーを再現できるだろう。
